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ハウスメーカーコラム

木造は火に強い?!木材の耐火性と火災に強い住宅構造とは

コスモ建設の方川です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

家を建てるときに「落ち着いた雰囲気の木造住宅がいいけど、火事が起きたらどうしよう?」と考える人は多いのではないでしょうか。
木造というと、どうしても火に弱いイメージを持ちがちですが、実はそんなことはないのです!

火に耐えられる木造建築の家を建てるために、知っておきたいポイントをご紹介します。

木は燃えても強度が落ちにくい

木と鉄を比べると、燃えやすいのは確かに木材です。
道に落ちているような細い木はすぐに燃え尽きてしまいます。

しかし、住宅建材のような大きく太い木であれば熱伝導のスピードがゆっくりなため、火がついてからしばらくは表面だけが燃えて、内部まで火が通るのには時間がかかります。

15分程度の延焼実験では、表面の約1〜2cm程度に炭化層を作るだけで芯は燃えず、強度は保たれたままです。

鉄は燃えないものの、熱伝導率が早くて温度が急激に上がってしまいます。そのため形を保つことができず、熱のせいで強度を失って曲がってしまいます。
家の骨格が曲がってしまえば、家は強度を保つことができず崩壊してしまうこともあります。

つまり、火に耐えて長く家の形を保っていられるのは木造の家なのです!

耐火性の高いツーバイフォーのファイヤーストップ構造

木造建築の中でも耐火性が高いのは「ツーバイフォー」という方法で建てられた家です。

ツーバーフォー工法とは、2インチ×4インチの柱を枠組みにして、パネルで床や壁、屋根を箱状に組み上げる工法のこと。
壁の中には火の燃え上がりを防止する枠組材を組み込みます。この枠組材を「ファイヤーストップ材」と呼びます。

ツーバイフォー工法では、天井や壁の内側全面に厚さ12.5mmの石膏ボードが貼られます。
石膏ボードは、熱があたると25分もの間水蒸気を発する特性があるので、火災の進行を遅らせることができます。
もし石膏ボードの外に火が燃え移ってしまったとしても、ファイヤーストップ材である枠組材によって空気の流れが遮断されているため、上下の階に火が広がるのを防ぎます。

このように、二重三重にも防火機能をもつのがツーバイフォー工法なのです。

燃えにくい材料と組み合わせて耐火性を強化

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建築材料には、建築基準法によって「不燃材料」「準不燃材料」「難燃材料」の3つに区分される防火材料があります。

この3つは「建築基準法施行令第108条の2」に基づき、加熱開始後何分まで次の条件を満たすかによって分けられます。

・燃焼しないものであること。
・防火上有害な変形、溶融、き裂その他の損傷を生じないものであること。
・避難上有害な煙又はガスを発生しないものであること。

また時間の基準は次の通りです。

・不燃材料:20分(建築基準法第2条9号)
・準不燃材料:10分(建築基準法施行令第1条5号)
・難燃材料:5分(建築基準法施行令第1条6号)
不燃材料はこの時間がもっとも長く20分です。つまり20分間は燃えず、損傷せず、ガスを発生しない材料ということになります。

例えばコンクリートやレンガ、石、ロックウール、グラスウールなどが不燃材料にあたります。
加えて、先ほど挙げた厚さ12mm以上の石膏ボードも不燃材料にあたります。
これらの建材をうまく組み合わせれば、より耐火性の高い家を建てることができます。

木造は火に強い!耐火性は工法によっても変わります

木造の方が火に強いというのは、意外だと感じた方が多いのではないでしょうか。
また、同じ木材でも工法によって耐火性は大きく変わります。

木造であっても耐火性に優れた家を建てることは十分可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

ファイヤーストップ構造を取り入れるコスモ建設の耐火性についても、あわせてご覧ください!

モデルハウス

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この記事を書いた人

営業部方川 元志

友人に「営業に不向き」と言われながらも、入社して早19年。たくさんの素敵なご家族にお会いし、家づくりのサポートをさせて頂く中で、社会人として少しずつ成長出来ているように思います。お客様とのご縁を大切に、これまでの経験を活かして『素敵なマイホーム』のお手伝いをさせて頂きます。

 

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