コスモ建設の方川です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
建売住宅とは、完成済み一戸建て住宅と土地をセットで販売しているもの。
新築住宅の選択肢の一つとして、建売住宅を検討している方もいるでしょう。
今回のコラムでは建売住宅の購入における注意点を解説します。
建売住宅の購入で失敗を防ぐためにも、ぜひ知っておいてくださいね。
建売住宅のメリット・デメリットもあわせてご紹介します。
建売住宅とは?注文住宅との違いも確認
建売住宅とは、一戸建て住宅と土地をセットで販売しているものです。
建物のデザインや間取り、設備、内装などの基本プランは決まっているのが特徴です。
完成済みの実際の住宅を購入するか、建築前や完成前の状態で契約するケースもあります。
建築前や完成前に契約したとしても、プランの変更はできません。
なお、建売住宅をモデルハウスとして公開しているハウスメーカーも多いです。
ハウスメーカーによっては、公開期間終了後のお引き渡しとなるケースがあります。
コスモ建設のモデルハウスでは、基本的に半年の公開期間を設けております。
例えば、9月にモデルハウスグランドオープン、10月にご契約となった場合、翌2月まではモデルハウスとして公開し、その後清掃や備品の整理などを行い、3〜4月頃のお引き渡しとなります。
商品によっては、契約と住宅ローンの手続きが終われば、即入居可のモデルハウスもございますので、ぜひ一度ご相談ください!
注文住宅とは
新築住宅には、建売住宅のほかに注文住宅というものがあります。
注文住宅は建物のデザインや間取り、設備、外装、内装まで自由にプランニングして建てる住宅です。
建物と土地はセットではないので、すでに所有している土地に建てるか、土地がなければ土地探しから行う必要があります。
住宅設計の自由度と土地の有無が、建売住宅と注文住宅の違いとなります。
また、「建売住宅・分譲住宅の違いとは?どんな人に向いてるかご紹介」のコラムでも、建売住宅の特徴やどんな人に向いているかなどを紹介しています。
こちらのコラムでは分譲住宅との違いも解説していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
建売住宅を購入する際の注意点
住宅は高額な買い物ですので、できる限り失敗せず満足できる契約をしたいですよね。
建売住宅を検討・購入する際にぜひ押さえておいてほしい注意点をご紹介します。
価格に含まれるものやその内容を見積もりの内訳で確認する
設備や工事などがどこまで購入価格に含まれているのか、見積もりの内訳でしっかり確認しましょう。
標準仕様と思っていたものがオプションや別途工事になっていると、当初の想定よりも高い費用がかかってしまいます。
例えば、網戸やカーテンレール、エアコンスリーブなどは別途オプションとなっていることが多いです。
また、建売住宅は「ローコスト住宅」として価格が安いこともありますが、極端に安い場合は安さの理由も確認を。
資材や設備のグレードを落として価格を抑えている場合は、品質が低く建物の寿命が短かったりメンテナンス費用が割高になってしまったりする可能性もあります。
内覧で仕様や設備を細かくチェックする
完成済みの建売住宅購入では、実際の建物を直接確認できるのがメリットの一つ。
物件の内覧では仕様や設備をじっくりチェックしましょう。
設備の使い勝手が気に入らなくても変更はできませんので、日常的によく使う水回り設備は特に念入りにチェックしたいものです。
内覧では以下のような点をチェックしましょう。
- 水回り設備の性能
- 家具を置いたときの部屋の広さ、使い勝手
- 窓やドアの建付け
- 床の傾き
- コンセントの数と場所
- 点検口の有無
- 換気扇の有無
- 荷物の搬入経路、廊下の幅、ドアの間口
- 立地の利便性、住みやすさ
- 住民トラブルの有無
住宅の専門家に内覧に同行してもらったり、専門家に住宅の不具合をチェックしてもらうホームインスペクションを依頼したりという方法もおすすめです。
国土交通省の定める性能・品質基準を満たす証明である「住宅性能評価書」の交付があるかどうかも確認しておきましょう。
アフターサービスの内容を確認する
購入した住宅に安心して住み続けるためには、住宅の定期的なメンテナンスが欠かせません。
アフターサービスやメンテナンス、保証の内容、期間などを確認しておきましょう。
相談したときにすぐに対応してくれるかどうかも大切なポイントです。
物件引き渡し前に支払いをしない
建売住宅の購入代金の支払いは、契約時に手付金を支払い、残金は完成物件の引き渡しと同時に決済するのが基本。
しかし、完成前の購入で建物が完成するまえに残金の支払いを求められるケースもあるようです。
もし未完成の状態で決済を求められても、支払いを済ませてしまうのは危険。
支払い後に対応が悪くなり「引き渡し前の不具合の補修をしてもらえない」「住宅会社が倒産して物件の引き渡しを受けられない」といったトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅のメリットとデメリットも確認しておきましょう。
建売住宅のメリット
建売住宅のメリットは実際の建物を直接確認してから購入ができる点です。
建物と土地をセットで購入できるので、資金計画が立てやすく、住宅ローンを利用する場合はまとめてローンが組めるのもメリット。
また、建売住宅は統一規格で建てられている分、注文住宅と比べると価格が安い傾向があるのも嬉しいポイント。
なお、完成済み物件の購入であれば、購入後すぐに入居できます。
コスモ建設のローコスト住宅「LC-series 2023」
コスモ建設では、規格住宅で価格を抑えつつも、ワンランクアップの仕様や設備を備えたローコスト住宅「LC-series 2023~光に満ち溢れた住まいシリーズ~」をご提案しています。
間取りプランは全部で10プラン、外観もオプションで変更できる自由度がありつつ、注文住宅では実現できない特別価格となっています。
建売住宅のデメリット
デザインやプランは決まっているので、設計に自由度がないことがデメリットです。
注文住宅よりも価格が安い傾向がありますが、品質やグレードを下げることで価格を抑えている場合は、入居後のメンテナンスが割高になる可能性もあります。
また、完成済み物件の購入では土地や基礎、施工作業の確認はできないため、内覧や引き渡し前の立会検査で不具合がないかをしっかり確認する必要があるでしょう。
まとめ
建売住宅は完成済みの一戸建て住宅を土地とセットで購入するものです。
基本的に設計プランは決まっているので設計の自由度はありませんが、実際の建物を確認した上で購入でき、建物と土地がセットなので資金計画が立てやすいというメリットがあります。
建売住宅は規格が決まっている分、注文住宅よりも価格が安い傾向がありますが、見積金額には設備や工事がどこまで含まれているか、なぜ安いのかといった点をしっかりチェックして購入しましょう。
標準設備と思っていたものがオプションで別途費用がかかったり、資材や設備のグレードを下げることで価格を押さえていたりするケースがあります。
また、せっかく実際の物件を確認できるのですから、内覧では仕様や設備を細かくチェックしましょう。
住宅の専門家に同行してもらう、ホームインスペクションを利用するという方法もあります。
後悔のない住宅購入を実現するためにも、建売住宅の注意点やメリット・デメリットをしっかり把握した上で検討してくださいね。
建売住宅を検討するなら、コスモ建設のローコスト住宅やモデルハウスの購入もぜひ選択肢に加えてみてください。
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