コスモ建設です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
近年、1階建てでワンフロアで生活が完結する平屋が注目されていますが、新築費用の相場がどのくらいかご存じでしょうか?
今回のコラムは、平屋の新築費用について解説します。
平屋の新築費用の目安から、費用が高くなるケース、平屋の新築費用を抑えるポイントなどを詳しくご紹介!
平屋の新築を検討している方はぜひご覧ください。
平屋を新築するなら費用の相場はどのくらい?
平屋の新築費用は、土地代を除いて2,000万円前後が相場といわれています。
本体工事費の坪単価は一般的に40万~60万円程とされており、さらに付帯工事費や諸費がかかります。
- 広さ別の費用は、以下が一つの目安です。
- 15~20坪(1LDK):約650万~1,550万円
- 20~25坪(2LDK):約1,050万~1,950万円
- 25~30坪(3LDK):約1,300万~2,350万円
- 30~35坪(4LDK):約1,550万~2,750万円
なお、国土交通省は「住基本計画(全国計画)」で、豊かな住生活実現のためには、2人以上の世帯の住まいについて、「25 ㎡×世帯人数+25 ㎡」の広さを確保するのが望ましいとしています。
これをもとに考えると、夫婦と子ども2人の世帯では約88㎡(約26.6坪)~約113㎡(約34.2坪)の広さが必要ということになります。
※3歳未満の者は 0.25 人、3歳以上6歳未満の者は 0.5 人、6歳以上 10 歳未満の者は 0.75 人として算定。
このことから、ファミリー世帯で平屋を建築するとなると、2LDK~4LDKの広さがあると快適に過ごせることがわかります。
建築費用は、1,000万円台から2,000万円台となるでしょう。
ただし、新築費用は建物の広さや間取り、設備、地域やハウスメーカーなどによっても大きく変動します。
ちなみに札幌エリアの費用相場は、フルオーダーの注文住宅で2,500万円から3,000万円程度。
セミオーダーや規格住宅、ローコスト住宅では1,000万円台が相場となっています。
札幌の注文住宅の費用については、こちらのコラムで詳しくご紹介していますのでぜひあわせてご覧ください。
札幌の注文住宅の費用相場をチェック!札幌エリアの土地の平均坪単価もご紹介
平屋の新築費用はどこで変わる?高くなるケース
平屋の新築費用は、複数の要因によって変わります。
ここでは、平屋の新築費用に特に影響を与える要素を見ていきましょう。
広い家にする場合
「広い家のほうが費用が高くなるのは当然では?」と思いましたか?
実は平屋は、2階と同じ延べ床面積を確保すると、2階建てよりも建築面積(建物を真上から見たときの面積)が広くなります。
このため、基礎工事や屋根工事の面積が大きくなり、建築費用が高くなるのです。
基礎と屋根は住宅建築において特にコストがかかる部分なので、基礎と屋根の面積が増えると工事は割高に。
平屋は2階建て住宅と比べて坪単価が高いといわれる要因もここにあります。
そして広い平屋を建てるためには広い土地が必要となるため、土地代も高額になってしまいます。
間取りや家の形状にこだわる場合
こちらは、平屋・2階建てに関わらずですが、建物の形状や間取りが複雑になればなるほど、建築費用は高くなります。
外壁材や屋根材、間仕切り壁などの資材費が増え、施工も複雑になって施工費が増えるからです。
平屋は2階がないぶん、基本的にはシンプルな四角形の形状が多いです。
しかし、間取りを複雑にすると設計費用が増加し、間仕切り壁や建具などの資材費も上がってしまいます。
1階建てで高さが低く、形状がシンプルな平屋は、地震に強い家でもあります!
こちらのコラムでは平屋の耐震性を高めるポイントをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
平屋は耐震性が高い?さらに地震に強くするポイントも解説!
日当たり、風通しが悪い立地の場合
平屋は2階建てと比べて採光や通風の確保が課題となりやすく、これらを改善するための工夫が必要です。
大きな窓を設置したり、複数箇所に窓を配置したりすることで、建設費用が高くなる可能性があります。
平屋の新築費用を安く抑える方法も紹介!ハウスメーカー選びも重要
平屋の新築費用を抑えながら、理想の住まいを実現するためのポイントをご紹介します。
ローコスト平屋が得意なハウスメーカーに依頼する
平屋の設計・施工実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことも大きなポイントの一つです。
日当たりや風通し、防犯対策、水害対策など、平屋特有の課題に対する知識や経験をもとに、予算内での適切な提案をしてくれるでしょう。
コスモ建設が取り扱う住宅でも、価格を抑えたローコストプランを実現しています。
「平屋シリーズ」は、断熱性・耐久性に優れた建材、2×4(ツーバイフォー)工法を採用しながらも、価格を抑えたローコストプランを実現。
自社大工・自社工場での製造により、責任をもって一棟一棟、丁寧につくりあげています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
シンプルな形状、間取りを心がける
建物の外観や間取りをシンプルにすることで、材料費や施工費を抑えることができます。
凹凸の少ない建物形状は、外壁材や屋根材の無駄を省き、シンプルな間取りは間仕切り壁やドアなどの建具を減らして資材費や施工費用も抑えられます。
設備や資材のグレードにメリハリをつける
すべての設備や内装を高級仕様にするのではなく、特にこだわりたい部分とコストを抑える部分のメリハリをつけることが重要です。
ローコストハウスメーカーの場合、オプション価格が割高になる傾向もあるため、追加オプションの選択は慎重に検討しましょう。
補助金などを活用する
国や自治体では、新築住宅の建設に対してさまざまな補助金事業を行なっています。
平屋の新築で活用できるものもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
現在活用できる、主な補助金事業をご紹介します。
※2024年12月時点の情報です。補助金の申請は期間が限られるため、事前に必ず確認をお願いいたします。
平屋を含めた新築住宅の取得を対象とする補助金です。
子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、長期優良住宅またはZEH水準住宅の新築に対して最大100万円の補助が受けられます。
ZEH住宅とは、省エネと創エネでエネルギー収支を実質0以下にする住宅です。
戸建てのZEH住宅の建築・購入に対し、省エネ基準に応じて55万円から100万円の補助が受けられます。
LCCM住宅とは、住宅建設時から暮らし、解体までも含め、CO2の収支をマイナスにすることを目指した住宅です。
LCCM住宅の新築に対し、最大140万円(設計・工事費用等の1/2上限)の補助が受けられます。
札幌市独自の「札幌版次世代住宅基準」に適合する住宅の建築に対し、等級に応じて最大220万円の補助が受けられます。
※2024年度の登録申請は終了しています
この記事のポイント
平屋の新築費用は土地代を除いて2,000万円前後が相場といわれています。
坪単価は40万~60万円程度で、コンパクトな平屋なら1,000万円台から建築が可能なケースも。
新築費用は建物の大きさや間取り、設備、地域、施工会社などによっても異なりますが、平屋で特に費用に影響を与えるのは、広さ、デザインや間取り、日当たりや風通しの3点です。
広い平屋は工事費用の高い基礎や屋根が広くなるため、建築費用が高くなりがち。
デザインや間取りが複雑だったり、日当たりや風通しを確保する工夫が必要だったりすると、設計費、資材費、施工費が高くなってしまいます。
平屋の新築費用を抑えるためには、デザインや間取りをシンプルにする、設備のグレードにメリハリをつける、ローコストの平屋が得意なハウスメーカーに依頼するという方法があります。
国や自治体で行っている補助金事業もぜひ活用してください。
北海道で注文住宅を建てるならぜひ
コスモ建設にご相談を!
施工事例や
モデルハウスも豊富にご用意していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。