コスモ建設の方川です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
一階をリビングのみにして広々と使う…素敵ですよね!
開放的で、ゆったりとくつろげそうです。
ただ、実際のところどうなの?と心配される方もいらっしゃるでしょう。
今回は、一階がリビングのみの家のメリット・デメリット、リビングのみにした場合の暮らしやすくするアイデアをご紹介します。
一階はリビングのみ!メリットデメリットや向いているタイプ
まずは一階がリビングのみにした場合の、メリット・デメリットについて見ていきましょう。
メリット
一階がリビングのみのメリットは以下のようなものがあります。
- リビングが広く使える
- 壁が少ないので外からの光を十分に取り込める
- キッチンから部屋が見渡せる
- 掃除が楽
- 家族がリビングに集う時間が増える
リビングが広く使えるので、大人数が集まっても大丈夫!
余計な壁もないので窓を広くとることができ、外の光をリビングに十分取り込んで通気性も抜群。
明るく開放的なリビングになります。
壁や建具が少ないので、掃除の手間もグッと減らしてくれます。
お掃除ロボットもスイスイ動けちゃいますよ。
キッチンからすべて見渡せるのも嬉しいポイントです。
特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、ひと時も目を離せない!ということもありますよね。
成長してからも、お子さんの帰宅や学習の様子を同じ空間で感じ取ることができます。
キッチンからリビングが見渡せるので、キッチンにいながらリビングのテレビを見たり、リビングにいる人とのおしゃべりを楽しんだりすることも可能です。
リビングしかないことで家族が自然と集まり、同じ空間を共にして、お互いの存在感を感じながら過ごすことができます。
デメリット
一階がリビングのみのデメリットには以下のようなものがあります。
- 光熱費がかかりがち
- 空間の使い方が難しい
- 収納が少ない
- 特殊な大きさの窓だと費用がかかる
リビングが広くなる分、照明やエアコン代などの光熱費もアップしがちです。
リビングにたくさん人がいるときはいいですが、日中一人でいることが多いという場合はもったいないですよね。
エアコンや照明も畳数に合わせた規格があり、特にエアコンは広い部屋用のものはびっくりするほど価格も高くなるため、工夫が必要です。
大きな窓が取り付けられるのは魅力的ですが、逆に熱が逃げやすいのでしっかりとした対策が必要です。
また、空間の使い方が難しいのもデメリットの一つです。
必然的に収納スペースが限られてしまうので、収納が足りなくなってしまう可能性があります。
収納家具を置くスペースは十分にありますが、置く場所によってはせっかくの広いリビングのメリットが活かせなくなることも。
特殊なサイズの窓は費用がかさみがちで、複層ガラスにすると重くて開け閉めが大変になる可能性もあります。
カーテンやブラインドも別注になることが考えられ、面積が広ければお値段もそこそこかかってしまいます。
一階がリビングのみの家に向いているのはこんなライフスタイル
メリットとデメリットをいくつか挙げましたが、ライフスタイルによっても感じ方は違うものです。
一階がリビングのみの家に向いているライフスタイルは、こんな暮らし方です。
- 来客が多く、たくさん人が集まることが多い
- 家族の存在を感じながら生活したい
リビングのみでアットホームな空間になるので、人とわいわい楽しみたいという方にはとても良い間取りではないでしょうか。
自然とリビングに集まりやすいので、家族の交流も増えるはずです。
一階をリビングのみで広々と…は魅力!でももう一つ部屋がある利点も
一階はリビングのみにすると、広々としたリビングの魅力を存分に味わえます。
ただ、一階にもう一部屋あると、便利なことも多々あります。
どちらの魅力も知って、検討してみましょう!
「もう一部屋」の使い方には以下のようなものがあります。
- 収納部屋、家事室
- パントリー
- 寝室
- 子ども部屋
- 客間
収納部屋と言っても、使わない季節ものをしまう場所ではなく、ウォークインクローゼットとして使うのがオススメです。
物干しスペースと連結させて家事室として使うのも便利な使い方。
部屋干し派の方にも、部屋干しスペースとして利用するのもアリですね。
アイロン台も設ければ「干す・たたむ・しまう」が一部屋で完結します。
すべてハンガーで吊るす収納にすれば、たたむ手間も省け、シワにもなりにくいですよ。
リビングから食材やストック品が丸見えなのは恥ずかしいという方には、パントリーとしての使うのもいいでしょう。
キッチンに必要なものだけでなく、洗剤やトイレットペーパー、オムツなどを収納できます。
また、お子さんが小さいうちは、一階の部屋を寝室にすると安全です。
寝ぼけてうっかり出て行ってしまっても、一階なら階段から落ちる心配も無し。
トイレや浴室も近いので便利です。
子どもなどが病気をしたときにも一階に部屋があれば、空間は分けつつ目が届きやすいので看病するときにも向いています。
子ども部屋としても有効に使えます。
お子さんが小学生など年齢の低いうちは、宿題の見守りが必要なことも多いですよね。
リビングと近いほうが親も目が届きやすく、子どもも勉強に集中しやすいです。
一階に子ども部屋があれば、帰ってきてからすぐにランドセルや制服の片づけもできます。
二階だと、ちょっと億劫になってしまうので、帰宅後にダラダラしてしまいがち。
着替えや学校の準備が一階で完結できると、子どもの「めんどくさい」を少なくできるので、一日の動きがスムーズになります。
中学生や高校生になってプライベートな空間が欲しいということであれば、二階の部屋と入れ替えればOKです。
このように、一階にもう一部屋、は生活を楽にしてくれるメリットがたくさんあります。
「そのメリットは魅力的だけど、それでも広いリビングが欲しい!悩む!」
そんなときは、リビングの空間づくりも考えてみてください。
窓の位置や家具の高さ、吹き抜け、スキップフロアなど、実際の面積はさほど広くないのに、驚くほど空間を広く見せることができる工夫もたくさんありますよ!
コスモ建設では、規格住宅でも1階に1部屋設ける4LDKの住まいがご提案できます!
その他にも吹き抜けや天井に窓があるリビングなど、広々と快適に過ごせる家づくりをご提案しておりますので、お気軽にご相談くださいね。
一階はリビングのみにする場合、老後に役立つ工夫
老後は平屋暮らしが理想という方は多いのではないでしょうか。二階建ての戸建ては売って、マンションに住み替える方もいらっしゃいます。
一階はリビングのみにしたい場合、以下のような工夫があると老後も安心です。
老後も暮らしやすいポイントは二つ。
- 一階で完結できるつくりにする
- 収納を増やす
二階はあくまでも寝室などに使うための最低限の広さにし、一日のうちで階段の上り下りは一往復のみにすると負担がかかりません。
一階で生活のすべてが完結するように、収納スペースを増やし、衣類など必要なものは収納できるようにしておくと安心でしょう。
リビングを広く取りつつも収納を増やす工夫として、階段下のスペースや床下、玄関横などに収納スペースをつくるのもオススメです。
仕切りをつくりたくない場合、部屋代わりに小上りを設けるのもひとつの手。
壁などで仕切らず、少し段差をつけた畳スペースなどがあると、疲れて1階で休みたい…というときにも布団を敷きやすく便利です。
広々リビングの良さを活かしながらも、老後の生活がしやすくなりますよ。
この記事のポイント
一階がリビングのみのメリットは何と言っても開放感とアットホームな雰囲気です。
光熱費などコストがかかるデメリットはありますが、ホームパーティーなど人も招きやすく、家族の存在感を感じながらの暮らしは魅力的です。
一階がリビングのみも潔くて素敵ですが、もう一部屋あると収納やパントリー、子ども部屋などにも使え、利便性がグッと良くなります。
必ずしも面積の広さがリビングの開放感につながるわけではなく、工夫次第で空間は広く見せることもできるので、広いリビングにこだわりたい方も一度は「一階にもう一部屋」を考えてみられてもいいかもしれません。
老後にも便利な使い方をするためには、平屋のように一階ですべてが完結するスタイルを確立しておくことがポイントです。
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