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広さや庭が魅力の「一戸建て」と、立地が良く利便性の高い「マンション」。

マイホームが欲しいと思ったとき、どちらを選ぶか悩む人も多いのではないでしょうか。

 

維持費用や環境、安全性など、それぞれのメリット・デメリットを自分の条件と比較してみると、自分たちのライフスタイルに合った快適な住まいが見つかるかもしれません。

 

そこで今回は、一戸建てとマンションのメリット・デメリットを詳しく解説！

購入後の維持費や資産価値、選ぶポイントもご紹介しますので、一戸建てかマンションかで迷われている方はぜひ参考にしてくださいね。

 

 

一戸建てかマンションか選ぶ前に！メリット・デメリットを比較しよう

一戸建てとマンションの一般的なメリット・デメリットを比較してみましょう。

 

一戸建てのメリット

①騒音のトラブルが少ない

一戸建ての場合、建物が独立しており、隣家との距離がある程度保たれているので、足音や洗濯機、シャワーなどの生活音をあまり気にせずに過ごすことができます。

 

小さな子どものいる家庭は、泣き声や走り回る足音などを気にせずにのびのび生活できることは大きなメリットです。

もちろんある程度の配慮は必要ですが、マンションと比べると格段に過ごしやすいでしょう。

 

②庭や駐車場を持てる

庭がほしくて戸建てを建てようと思う方も多いのではないでしょうか。

一戸建てだと、庭やテラス、ガレージなど、屋外スペースを自由につくることができます。

 

庭があれば、バーベキューや家庭菜園などの趣味を楽しめたり、子どもやペットを自由に遊ばせたりすることもできます。

マンションと違って駐車場代を支払う必要もないので、2台以上車を所有しているなら金銭的にも大きなメリットになるでしょう。

 

また、駐車場から家までの距離が近いので、荷物を運ぶ際や悪天候の日も楽ですね。

 

③自由に家づくりができる

新築の注文住宅の場合、間取りやデザイン、設備などを自由に決めることができるので、理想に近い住まいを実現できます。

家族状況が変化したときも、好みの間取りにリフォームが可能で、将来的にバリアフリーや二世帯住宅に建て替えもしやすいです。

 

④好きなタイミングでリフォームやメンテナンスができる

マンションでは大規模修繕工事などで決まった時期に工事をしますが、一戸建ての場合は好きなタイミングでメンテナンスやリフォームをすることができます。

また、大がかりな工事でもマンションのような制約は少ないので、希望に合ったメンテナンスやリフォームがしやすいでしょう。

 

⑤管理費（共益費）・修繕積立金・駐車場代などを払う必要がない

マンションでは管理費（共益費）・修繕積立金・駐車場代などを毎月払う必要があります。

一戸建てでも修繕費はかかりますが、マンションでは自宅以外の共用スペースの管理にも費用がかかっているので、そういった費用がないのはメリットです。

 

例えば車を2台保有したい場合は駐車場代が倍かかってしまったりしますが、一戸建てだと無料なので、2台以上使いたい場合には一戸建てがお得かもしれません。

 

⑥資産価値が高い

一戸建てを購入すると、土地と建物の両方が資産になります。

マンションは経年劣化により価値は下がっていきますが、土地の場合は不動産市場の価値に応じて評価されるため、将来的に上がる可能性もあります。

 

資産価値については後ほど詳しくご説明しますが、こういった理由から、同じ経過年数でも一戸建てのほうが価値が高くなる可能性があるでしょう。

 

 

一戸建てのデメリット

①希望の立地に建てられない可能性がある

一般的に一戸建ては、駅から離れた郊外に建てられることが多いです。

そのため、交通の便が良くない地域ではマイカーが必要になるでしょう。

 

自然が多く、静かな環境は子育てには良いですが、立地によっては通勤・通学もバスを乗り継ぐため、不便を感じるかもしれません。

また、新興住宅地などは住宅の増加に道路整備が追いついていないケースもあり、道路渋滞が起きやすいといったデメリットもあります。

 

②セキュリティ対策が必要になる

隣家と適度な距離があり、騒音トラブルになりにくい快適な空間を確保できる一方、マンションと比べて外から侵入しやすく、空き巣や放火などの犯罪に巻き込まれる危険性があります。

 

セキュリティ対策を自分で行わないといけないため、しっかりとした防犯対策を行うとコストがかかってしまいます。

 

③雪かきや庭の手入れなどの負担がある

一戸建ての除雪の大変さも、雪が降る地域ではマンションを選択する大きな理由になっています。

積雪状況によっては、起床時間を調整して通勤前に除雪をしなくてはいけないため、とても大変です。

特に老後は、雪の日の負担軽減のために戸建てからマンションに移り住む人も少なくありません。

 

また、一戸建ては庭があるケースがほとんどなので、芝刈りや害虫駆除などの管理も必要です。

ただし、庭についてはガーデニングが趣味であれば、苦にならないでしょう。

 

④修繕費を準備しておく必要がある

外壁や屋根などの住宅修繕の目安は10～15年といわれており、そのたびに多額の費用を捻出する必要があります。

また、台風や地震などの災害で、突発的に修繕が必要になることも。

万が一に備え、費用を準備しておくことが大切です。

 

 

マンションのメリット

 

①立地が良い

マンションは駅周辺や商業施設の近くに建てられることが多く、一戸建てよりも利便性が高い傾向にあります。

通勤や通学の負担も減らせるので、利便性を求める人にとっては住みやすいでしょう。

 

②購入価格が安く済む可能性がある

同じようなエリア・条件の場合、一戸建てよりもマンションのほうが安い傾向があります。

初期費用を抑えたい場合は、マンションの検討も一つです。

 

③セキュリティ面が充実している

オートロックや防犯カメラはほとんどのマンションに備わっており、セキュリティ面が充実しています。

常駐の管理人や他の住人の行き来も多いことから、不審者が侵入しにくく、犯罪を未然に防ぐことにつながっています。

 

③共用施設が充実している

大規模なマンションの場合、キッズルームやパーティールームといった共用施設が充実しているところもメリットです。

なかにはジムやプール、カラオケなどの施設が整っているマンションもあります。

 

宅配ロッカーや、24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場が備わっているマンションを選べば、より快適な生活が送れるでしょう。

 

④管理をしてもらえる

マンションは管理費（共益費）・修繕積立金を支払うので、住宅の周辺の掃除や雪かきなどの管理、設備の故障の際に対応をしてもらえます（理由によっては別途費用がかかります）。

 

また、何か設備に不具合があった際にはには24時間対応をしてくれるコールセンターと提携していたり、なかにはコンシェルジュが駐在するマンションもあります。

 

⑤家の中に段差が少ない

ほとんどの場合、近年のマンションは全面フラットなつくりになっています。

そのため、段差がない場合も多く、老後も生活しやすいでしょう。

また、移動距離もおのずと短くなるため、生活動線が短くなり、家の中を効率良く動けます。

 

 

マンションのデメリット

①生活音や匂いに注意が必要

マンションでは上下左右が他の住戸と隣接しているため、生活音を中心とした騒音トラブルに巻き込まれる可能性があります。

小さな子どものいる家庭は、走り回る足音や泣き声などが迷惑になっていないか気になってしまうこともあるでしょう。

ペットがOKなマンションの場合は、ペットの鳴き声やにおいなどもトラブルになる可能性もあります。

 

また、自分たち側ではなく、隣室や上下階の部屋の物音が気になるというケースもあるでしょう。

 

そのほか、マンションでは他の階からの匂いが気になったり、共同であるが故の排水管からの匂いが気になるケースもあります。

 

②面積が一戸建てに比べると狭い

マンションは一戸建てより面積が狭い場合が多いです。

特に家族の人数が多い場合は、プライバシーが確保できなかったり、収納が足りなかったりと、やや窮屈に感じる可能性もあります。

 

③リフォームがしにくい

マンションには管理規約があり、リフォームに関してのルールが設けられています。

購入した場合でも、​すべ​て自由にリフォームできるわけではなく、制限があるということを覚えておきましょう。

 

④管理費や修繕積立金の支払いがある

マンションでは月々に共用部分の管理のための管理費や、大規模修繕工事に備えた修繕積立金の徴収があります。

修繕積立金はマンションの築年数が上がると値上げしていくため、月々の負担が重くなっていきます。

 

 

一戸建て・マンションにかかる費用や税金・資産価値も比較

一戸建てやマンションを購入した後にかかる維持費などの費用も大切な比較ポイント。

一戸建てとマンションの資産価値の違いについてもみていきましょう。

 

一戸建て・マンションにかかる費用と税金

一戸建てとマンションどちらにもかかる費用と、戸建て・マンションそれぞれ一方だけにかかる費用があります。

 

一戸建て・マンションどちらにもかかる費用

一戸建てとマンションの両方で発生する費用には「固定資産税」「都市計画税」「保険料」などがあげられます。

 

「固定資産税」は、土地や家屋を所有していると課せられる税金です。

 

「都市計画税」は、総合的な街づくりを目的として行う都市計画事業や土地区画整理事業に要する費用にあてるために設けられた目的税で、市街化区域内の土地や家屋に対してかかる税金です。

固定資産税と一緒に納税通知書が送付され、毎年あわせて納付します。

 

「保険料」は、火災保険や地震保険jにかかる保険料のこと。

火災や自然災害などに備えて保険に加入しておくことが必要です。

マンションの場合は木造の戸建てよりも火災のリスクが低いことから、一戸建てと比べると安価な設定になっています。

 

一戸建てにかかる費用

一戸建ての場合は「設備などの定期的なメンテナンス」「外壁や屋根などの修繕費用」が必要となります。

毎月の支払いはないですが、ご自身で修繕計画を立て、支払いに備えておく必要があります。

 

一戸建ての維持費については「一戸建ての維持費は？年間の平均総額や内訳、節約方法も確認！」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

また、一戸建てを建てる際に必要なお金については「注文住宅を建てる時に現金はいくら必要？注意すべきポイントも」「注文住宅の見積もりに関する注意点を確認！チェックポイントもご紹介」もご覧ください。

 

マンションにかかる費用

マンションでは「管理費（共益費）」「修繕積立金」「駐車場代」などが発生します。

 

「管理費（共益費）」はマンションを維持・管理するために毎月支払う費用のこと。

マンションでは、いつでもゴミを出せたり、占有部分以外の清掃がいらなかったりと、管理面で手間がかかりません。

その分管理費が発生し、出費が多くなります。

 

「修繕積立金」は将来の大規模な修繕に備えて毎月積み立てておく費用です。

途中で値上がりする可能性もあります。

 

「駐車場代」も毎月支払わなくてはいけません。

お伝えしたように、車が2台以上ある方は負担が大きくなります。

 

この3つの費用を例えば毎月3万円払っていたとしたら、年間36万円もかかり、年単位で考えると例えば20年で720万円なので、この費用がないというのは一戸建ての大きなメリットでしょう。

 

一戸建て・マンションの資産価値

資産価値とは、不動産を売却したり貸したりするときの価値のこと。

マイホームを購入する上で、資産価値の高さは重要です。

 

​一般的に鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造のマンションのほうが、​木造の戸建てより丈夫で耐用年数が長いので、建物の資産価値に関してはマンションのほうが高い傾向にあります。

 

また、マンションは駅に近い便利な立地にあることが多いので、資産価値が維持されやすく、将来の売却や賃貸が比較的容易にできる面もあります。

 

ただし、一戸建ては建物の資産価値が下落しやすい一方で、建物の価値がゼロになっても、土地は時間の経過だけで価値が変化することがないため、ゼロにはなりません。

むしろ周辺の開発が進むなどの理由で、土地の価値が上がることもあります。

 

そのため、先にもお伝えしましたが、将来的に一戸建てのほうが資産価値が高い可能性があります。
地価が高い場所であれば、中古物件でも高い価格で売却が可能です。

 

また、一戸建ては将来建て替えすることができるので、子どもに資産として一定の価値を保ったまま残すこともできるでしょう。

 

 

一戸建て・マンションで選ぶポイントは？向いている人もそれぞれご紹介

一戸建てかマンションかどちらを選ぶかは、自分のライフスタイルと深く関わってきます。

公共交通機関での通勤なら利便性の良いマンション、家族が多く広さを求めるなら一戸建てというように、今のライフスタイルと将来のライフスタイルを考えて選択しましょう。

 

判断基準として、一戸建てとマンションにそれぞれ向いている人の特徴をご紹介していきます。

 

一戸建てが向いている人

次のような人は、一戸建てが向いているでしょう。

• 小さい子どもの足音や泣き声などの生活音を気にせず、のびのびと生活したい人
• 庭などの広い屋外スペースが欲しい人
• 家族が多く、ある程度の広さを求める人
• 車を複数台所有している人
• 同居など、将来の世帯人数の変化が想定される人
• ペットを飼いたい人
• 自由に間取りやデザインを決めたい人

 

マンションが向いている人

次のような人は、マンションが向いているでしょう。

• 駅から近い、商業施設が近いなど、利便性の高さを重視する人
• 防犯などのセキュリティ面を重視する人
• いつでもゴミ出し可能など、生活の利便性を求める人
• 雪かきや庭などの管理の手間を減らしたい人
• 高い価格で売却したい人
• コンパクトに暮らしたい人
• 間取りやデザインにこだわらない人

 

一概に一戸建てとマンションのどちらが向いているかは決めることができません。

どのような暮らし方をしたいのかや、利便性、将来的な暮らしの変化など、総合的に考える必要があるでしょう。

 

 

一戸建てとマンションのメリット・デメリットを知ってじっくり検討！

一戸建てとマンションにはそれぞれメリットもデメリットもあります。

 

一戸建ての主なメリットは「騒音のトラブルが少ない」「庭や駐車場が持てる」「自由に家づくりができる」「好きなタイミングでリフォームや修繕ができる」こと。

 

主なデメリットは「希望の立地に建てられない可能性がある」「セキュリティ対策が必要」「雪かきが大変」「修繕費を準備しておく必要がある」ことです。

 

マンションの主なメリットは「立地が良い」「セキュリティが充実している」「共用施設が充実している」「家の中に段差がない」こと。

 

主なデメリットは「生活音に注意が必要」「面積が狭い」「リフォームがしにくい」「管理費や修繕積立金の支払いがある」ことです。

購入後にかかる維持費で比べてみると、固定資産税、都市計画税、保険料は、一戸建てとマンションどちらにも発生しますが、マンションのみにかかる費用としては、毎月の管理費、修繕積立金、駐車場・駐輪場代があります。

 

資産価値においては、建物の資産価値はマンションのほうが高い傾向にあると言えますが、一戸建ては建物の価値がなくなっても土地の価値は無くならず、どれだけ年数が経っても一定の価値を保つ利点があります。

 

一戸建てかマンションかを選ぶポイントは、何を重要視するかということ。

ご紹介したメリット・デメリットや維持費、資産価値などをもとに、どんな条件が自分のライフスタイルに合うのか考えてみてくださいね。

 

一戸建てのマイホームのイメージを膨らませるなら、モデルハウス見学もおすすめです。

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この記事のポイント

戸建てとマンションにはそれぞれメリットもデメリットもあります。

戸建ての主なメリットは「騒音のトラブルが少ない」「庭や駐車場が持てる」「自由に家づくりができる」。
主なデメリットは「希望の立地に建てられない可能性がある」「セキュリティ対策が必要」「雪かきが大変」です。

マンションの主なメリットは「立地が良い」「セキュリティが充実している」「共用施設が充実している」。
主なデメリットは「生活音に注意が必要」「面積が狭い」「リフォームがしにくい」です。

購入後にかかる維持費で比べてみると、固定資産税、都市計画税、保険料は、戸建てとマンションどちらにも発生します。
マンションのみにかかる費用としては、管理費、修繕積立金、駐車場・駐輪場代が毎月の費用として発生します。
修繕が必要なときに備えて準備をしておきたいですね。

資産価値においては、建物の資産価値はマンションの方が高い傾向にあります。
しかし、戸建ては、建物の価値がなくなっても土地の価値は無くならず、どれだけ年数が経っても一定の価値を保ちます。

戸建てかマンションかを選ぶポイントは、何を重要視するかということ。
ご紹介したメリット・デメリットや維持費、資産価値などをもとに、どんな条件が自分のライフスタイルに合うのか考えてみてくださいね。


戸建てマイホームのイメージを膨らませるなら、モデルハウス見学もおすすめです。
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