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ハウスメーカーコラム

エアコン暖房・パネルヒーター ・床暖房。それぞれの特徴をご紹介!

コスモ建設の方川です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

北海道といえば暖房器具は必須!特に冬場は1日中使わないと、とても乗り越えられませんよね。

地域にもよりますが、最低気温が10℃を下回る10月~6月までは暖房を使って生活する方が多いのではないでしょうか。

今回は、ご家族で安全・安心に使用でき、寒い北海道の冬を快適に過ごすための暖房器具としてエアコン暖房、パネルヒーター、床暖房の3種類について簡単にご紹介します。

氷点下でも使える、エアコン暖房について

エアコン

北海道でも近年、夏場の真夏日や猛暑日と計測される事が増えてきました。
そのため、冷房と暖房の両方に活用できる「エアコン」が注目を集めています。

冷暖房機能が備わっている便利なエアコンの仕組みとは?

エアコンの仕組みは、室内機、室外機、冷媒、熱交換器、コンプレッサーで説明できます。

冷房運転では、室内の暖かい空気が室内機の熱交換器より取り除かれ、冷媒を介して室外機へと運ばれます。
そして、コンプレッサーにより、冷えた空気が冷媒を介して室内機へと運ばれ、部屋を涼しくします。

この機能と逆の働きが暖房運転です。暖房運転では室外機の熱交換器を通じて外気から奪われた熱が、コンプレッサーと冷媒を通じて、室内へと運ばれます。
北海道など外の気温が氷点下になる地域の暖房は、特に熱を奪う工夫が必要となります。

エアコンで北海道の厳しい冬は過ごせるの?

エアコンには、「寒冷地エアコン」と「普通のエアコン」の2種類があります。
北海道で暖房として使用するなら、外気温が-25℃でも使用可能なモデルが存在する「寒冷地エアコン」を導入しなければなりません。(道内で購入できる冷暖房エアコンはおおむね「寒冷地エアコン」ですので安心ですが、道外から転居などで持ち込んだ場合は注意が必要です)

2つのモデルの室内機に違いはなく、室外機のパワーや性能の向上が寒冷地向き仕様となっています。

特に「寒冷地エアコン」では外気からの熱を効率よく奪うために、2つの工夫がされているのが特徴です。
1つ目が大きな熱交換器です。低い外気温から熱を効率よく奪うために、小さいものよりは当然効率がよくなります。2つ目が高性能のコンプレッサーです。
温かい空気を提供するためにはこの2つが不可欠です。

また、室外機の凍結による運転効率の低下や故障を防ぐための対策をとることが、寒冷地エアコンでも十分に暖房として活用できるか、のポイントになります。

例えば、排水が結露するための「結露防止ヒーター」や、積雪や粉雪が内部基盤へと侵入するのを防ぐ「防雪フードや髙置台」が設置できるかどうかが、エアコンを暖房として導入・活用するためのカギとなるでしょう。

部屋を暖めるだけじゃない、進化しているエアコン!

高い位置に設置されているため温風が床まで届きにくいと言われますが、現在のエアコン暖房機能は進化しているものも多く、各メーカーによって実証されています。
ただ暖めるのではなく、足元へ積極的に温風を送ったり、急速暖房したり様々な特徴ある製品が販売されています。

また、空気清浄機能やスマホで遠隔操作できる機能も搭載されているエアコンもあり、使い勝手が良くなってきています。

メンテナンスはフィルターの清掃のみ、温度設定やタイマー機能などシンプルに手軽に操作出来るのもエアコンの特徴です。

空気が乾燥しやすいなどのデメリットも、加湿器を稼働することで解決します。

ただし電気工事や本体価格の初期費用は割と高めなため、事前の資金計画は必要です。

詳しくは「エアコン暖房は北海道で寒い!?今はそんなことないんです」をご参考くださいね。

陽だまりのような温かさ、パネルヒーターについて

パネルヒーターとは、名前の通りパネル型の暖房器具。ふく射熱(赤外線の熱線によって直接伝わる熱)を利用して部屋を暖めます。

このパネルヒーターには「セントラルヒーティング式」と「可動式」の2種類があります。

セントラルヒーティング式は日本語訳すると、中心から暖めるといった感じです。
建物内の1ヵ所に設置したボイラーで熱を発生させ、これを中心として、熱を各部屋に設置したパネルヒーターへ送り、周辺環境を暖めていきます。

一度暖まると、家全体を持続して暖めることができるのが特徴です。

家電量販店などで購入でき、家庭用コンセントに挿すだけで使用できる手軽さで、補助暖房機として選ばれる方も多いです。

温度設定をすることで電気代を抑えることができ、小型なので好きな場所に設置して使用できるのが最大のメリット。

ただし設置する住宅の断熱性・気密性は重要です。
外から冷気が入りやすい中古住宅などだと、暖房効果が薄れてしまう場合もあります。
また、「半袖でも過ごせるくらいの暖かさが欲しい!」という非常に寒がりの方には物足りないかもしれません。

パネルヒーターはほっこりとした温かさで、徐々に体の芯までじんわりと暖めてくれます。

一つの熱源で家全体を暖めたいならセントラルヒーティング使用することで、北海道でも快適に冬を越すことができますよ。

詳しくは「寒い北海道でパネルヒーターを効果的に使う方法」をご参考くださいね。

子供や高齢者等ご家族が多い家庭に最適の床暖房

お絵かきをする外国人の女の子

床暖房は、床のぽかぽかが好き、部屋を広く使いたい、風が発生しないから塵やハウスダストが舞う心配がない、といった他の暖房器具にはないメリットを重視したいご家庭に人気があります。

床暖房の基本

「床暖房」と聞くと直接床から伝わる温かさだけを想像しがちですが、実は部屋全体を暖められる暖房器具でもあります。
もちろん、北海道の冬でも床暖房で快適に乗り切れます。

床暖房には空気の乾燥が少ない、細かなメンテナンスが不要、導入後の耐用年数が長いといったメリットがあります。

後ほど紹介する温水循環式では30年、電気式では建物と同等だと言われています。

ただし、床暖房を使用するときには注意点があり、それは「床に物を密着させないこと」です。
床暖房の上に置く家具は最小限に留め、カーペットは敷かない、ソファーは足つきのものを使用する、など暖房効率を妨げないように気をつけてください。

床暖房の発熱方法は2つ「温水循環式」と「電気式」

床暖房には温水循環式と電気式の2種類があります。

温水循環式はボイラーで暖めた温水を、床下に設置したパネルへと循環させることで部屋を暖めます。早く温まるのが特徴です。
電気やガスを燃料にボイラーで温水を作るため、施工には手間がかり、初期費用が高めです。

電気式では、床の下に電気ヒーターを設置して熱を発生させます。
立ち上がりが遅く、部屋全体を暖めるには時間がかかってしまいます。温水式と比較すると施工は容易で、初期費用も安く抑えられます。
しかし、ランニングコストとして電気代が高くなる傾向があります。

温水循環式の場合は10年以上の使用で電気式よりお得になるデータもあるため、床暖房を設置する部屋数や面積を考慮して、どちらの様式を導入するか検討するのがオススメです。

ご家族が多い家庭で床暖房を採用するメリット

床暖房のメリットには、主に次の5つが挙げられます。

  • 床暖房が入っている箇所は比較的均一に温かいこと
  • 熱源が埋まっているので、お子様やご年配でも安心して使用できること
  • 幅を取る暖房器具がないため、部屋を広く使えること
  • エアコン暖房のように風が発生しないため、塵や埃などが舞わないこと
  • 足から温めるため、冷え性の方におすすめなこと

現代人にとって、特に足の冷えは健康の天敵。
高齢者の方は特に末端冷え性の方が多いのでおすすめです。
冷えが気になるご家族が多いなら、リビングなどの家族が集まるお部屋に床暖房を活用すると快適に過ごせるでしょう。

熱源が埋まっているとやけどの心配もないので、小さなお子様やご年配の方だけで留守番するときも、安心ですよ。

詳しくは「北海道で床暖房は効果があるの?床暖房の特徴やメリットは?」をご参考くださいね。

この記事のポイント

エアコン、パネルヒーターそして床暖房についてご紹介しましたが、気になる暖房器具はありましたか?

それぞれの特徴をおさらいしてみましょう。

・エアコンは1年中使用でき、部屋全体をすばやく暖めるのに向いています。現在のエアコンは進化し、デメリットを改善できる空気清浄の機能などが付属している機種もあります。北海道で暖房機能を使用する場合は「寒冷地エアコン」を使用してください。

・パネルヒーターは暖かさを持続することができ、ほっこりとした暖かさが特徴。北海道で使用するならセントラルヒーティング式の導入をおすすめします。

・床暖房は足元だけでなく、実は部屋をまんべんなく暖めます。耐久年数が長くお子様や高齢者でも安心して使用でき、特に足先の冷えを取り除けるので広義の面では家族の健康を支えることにつながります。

いずれの製品も極寒の北海道で使用できる設計になったものが発売されています。
自分のライフスタイルや理想の生活様式に合った暖房器具を探して下さい。

ぜひ、お気に入りの暖房器具で快適な北海道の冬を過ごして下さいね。
モデルハウス

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この記事を書いた人

営業部方川 元志

友人に「営業に不向き」と言われながらも、入社して早19年。たくさんの素敵なご家族にお会いし、家づくりのサポートをさせて頂く中で、社会人として少しずつ成長出来ているように思います。お客様とのご縁を大切に、これまでの経験を活かして『素敵なマイホーム』のお手伝いをさせて頂きます。

 

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