こんにちは、コスモ建設です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
今回は「ニッチの演出」についてのお話です。
玄関やリビング、キッチンなどに設置することで、洗練されたスペースを演出する「ニッチ」。
飾り方一つで、おしゃれにもゴチャゴチャにもなってしまいます。
今回は、ニッチとはどのようんなものかをおさらいし、後悔のないニッチの作り方やおしゃれな飾り方、ニッチをさらにおしゃれに見せる小物の種類についてご紹介します。
ニッチとは?新築住宅に作るメリット
ニッチとは、壁の一部をくぼませて作る飾り棚のことを指します。
壁の厚みを利用して作られているため、比較的薄い壁なら奥行きの少ないニッチ、厚い壁なら奥行きのあるニッチを作ることができます。
ニッチを作るメリットは、実用的な収納をおしゃれに見せることができる点。
例えば、リビングでは壁から出っ張ってしまうスイッチやリモコンをまとめておくスペースにしたり、本棚としても活用できます。
壁から奥まったところに収納できるので、すっきりと整って見えるのは大きなメリットです。
雑貨を飾る家具や飾り棚を設けるとスペースが狭まりますが、ニッチであれば空間を広く保ったまま、おしゃれに飾れます。
また、ニッチ部分の壁紙を変えたり、照明を加えたりすることでもアクセントになり、部屋がおしゃれに見えますよ。
次でおしゃれに見せる飾り方のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
新築で後悔ないニッチに!作り方や飾り方のポイントをご紹介
ニッチを作るなら、失敗のないようポイントを知っておきたいですよね。
ここでは作ったあとに後悔しないための確認ポイントや、おしゃれに見えるニッチを作る方法、飾り方の工夫をご紹介します。
ニッチを作る前に確認しておくと良いこと
ニッチは、何を飾りたいか、何を収納したいか、どこに作れば便利か、という点を考えてから作るのがおすすめです。
例えば本を飾りたいなら、バーを取り付けて本が落ちないようにする工夫もできますし、白い小物を置きたいなら、引き立てるために後ろの壁をアクセントクロスにすることもできます。
また、飾りたいものの大きさによって映えるサイズも違います。
食器を置きたいなら下部に幅の広い木の板を設置して安定させたり、観葉植物を置きたいなら高すぎない位置にしたり、スイッチ系を配置したいなら手の届きやすい場所にしたりなど、利便性を考えることも必要です。
ニッチの場所については、耐力壁には作ることができなかったり、コンセントや照明を設けるなら配線できる場所にしなくてはならなかったりなどがあるので、作れる場所かどうかもチェックしておきましょう。
おしゃれなニッチにする方法・飾り方の工夫
ニッチをおしゃれに飾りやすくする作り方や、ニッチを実際に飾るときの工夫の仕方をお伝えします。
ニッチの形やデザインを工夫する
新築であれば、ニッチ自体をおしゃれに飾れるよう造作することができます。
ニッチの形はスクエアが多いですが、正方形や長方形などの形、横長・縦長などの向き、サイズなどさまざまなデザインが可能です。
また、スクエアだけでなく、アーチ型や家型などのニッチを作る方もいます。
そのほか、長方形のニッチの中に棚を作って二段・三段にする工夫もできるでしょう。
雑貨を置く下部分にタイルを敷き詰めたり、木の板を取り付けたり、奥の面にアクセントクロスを貼るなどの工夫もおしゃれです。
ニッチの中に棚を作る場合は、棚ごとにバックの壁紙の色を変えるというアイデアもあります。
ニッチの設置場所ごとの工夫をする
ニッチを作るのにおすすめの場所と、場所ごとのニッチの作り方や飾り方のポイントもご紹介します。
玄関
玄関は臭いや湿気の溜まりやすい場所です。
消臭・脱臭しながらニッチを活用したいなら、ルームフレグランスを置いて、ウェルカムフレグランス(デフューザータイプやアロマキャンドル)などを飾ってみましょう。
玄関はそこまで広いスペースではないので、あまり香りが強すぎないものを選ぶのがポイントです。
市販の湿気防止剤や消臭剤をさりげなく置きたいなら、脱臭剤を見せないように装飾品をレイアウトしても良いでしょう。
また、来客時、ゲストが楽しめる季節のアイテムを混ぜて飾るのも、ユーモアさとおしゃれさがさらにUPしておすすめです。
リビング
リビングは一日の中で最も目に入ることが多くなる空間でしょう。
ソファを置くのであれば、座った状態で目線が届くところにシンプルなアイテムを置くとすっきりして見えます。
ニッチを本棚などとして活用したいのであれば、目線より少し低いところに本を置き、高いところには装飾アイテムのみにするのがおすすめです。
いずれも、目線に直接圧迫感のあるアイテムが入らないよう配慮すると、生活感の少ない洗練された空間を演出することができます。
キッチン
キッチンでは、背面や手前の立ち上がりの壁にニッチを作るケースが多いです。
背面なら、棚を造作するよりもスペースが広く取れる点もおすすめです。
おしゃれな食器を見せる収納として置いたり、調味料をおしゃれな器に入れ替えて並べるのもかわいいですよ。
もしホコリなどが気になるなら、ガラスの扉をつける方法もあります。
キッチン小物に交えて、観葉植物や時計、小物をアクセントで並べるのも良いでしょう。
立ち上がりの壁に作る場合は海外の絵本や雑誌、洋書などを並べて、ダイニングの背景にするのもおしゃれです。
階段下・廊下
階段下や廊下はリビングや玄関をつなぐ動線ですので、リビングなど隣接するスペースと統一感を持たせたアイテムを置くと、より自然な空間になります。
また、おしゃれな雑誌や家族の写真などを飾ってギャラリーのような雰囲気を作るのも良いでしょう。
洗面所
洗面所はスペースが限られる中、収納したいものも多いのでニッチが役立ちます。
洗面所なら、歯磨き関連のもの、スキンケア・ヘアケアのアイテムなど細々としたものが多いので、縦長のニッチに棚をいくつか設けて飾れるようにすると、すっきりします。
棚部分を木の板にするなら、洗面台の色と合わせると統一感が出ておしゃれです。
余白を持たせて統一感を出す
まず、ニッチに何を置くのか考えてみましょう。
おしゃれなカフェやレストランのニッチはどのようになっているでしょうか?
おしゃれに見えるニッチには共通点があります。
それは「余白を持たせる」ことと、「統一感を出す」ことです。
例えば、本棚として使用する場合は、洋書や表紙がおしゃれな雑誌数冊だけを選別し、洗練されたデザインのブックエンドを用意することで雰囲気を統一します。
そして、ニッチの中にぎゅうぎゅうに本をしまうことのないように余白を持たせるよう配慮をしましょう。
並べる本はできるだけ同じ似たような高さの本がおすすめです。
文庫本を置きたい場合は、色のばらつきが気になってしまうため、カバーを外して色味を揃えたり、壁の色に対してアクセントになるブックカバーをかけても良いでしょう。
空いたスペースに小さな観葉植物や装飾アイテムなどを置くのも、バランスが良くなっておすすめです。
壁紙や小物でアクセントをつける
本来の壁もニッチの壁も真っ白にする場合は、パネルやマットを置くことでアクセントをつけ、メリハリを出すのもおすすめです。
木目調が印刷されたパネルや好みのカラーのパネルを飾ったり、夏はストライプ柄のマット、冬は雪をイメージしたファーのマットなど、下に敷くマットを活用するのもおすすめ。
すぐに取り付けたり外したりできるものを使用すると、手軽にイメージチェンジすることが可能です。
季節ごとに変えると、飽きずに楽しめます。
ライトアップする
飾るものが同じでも照明を取り付けてライトアップするとイメージが変わります。
これから新築物件を建てるのであれば、ライトアップ用の電源を最初から引いておくと、グラスや壺、お皿などをディスプレイしたときにイメージを変えやすくなります。
電気系統からニッチまでの場所が遠い、電気代が気になるといった理由から電源を引くのをためらうなら、LEDキャンドルが便利です。
電源を引いた場合は上からのライトアップになる場合が多いですが、LEDキャンドルは展示アイテムの後ろや下部からライトアップできるので、また違ったイメージを持たせることができます。
好みが変わったらニッチをカスタマイズする
ニッチを使っていくにつれて好みが変わることもあるかもしれません。
そんなときはニッチを自分でカスタマイズしてみませんか?
例えばニッチの奥側の壁紙が変わるだけでも、ずいぶん雰囲気が変わります。
100円ショップやホームセンターで購入できる壁紙に張り替えてみるのも良いでしょう。
ニッチの壁自体の材質が弱い場合は直接壁面に張らず、ニッチのサイズに切り取った段ボールや木材に貼り付けてはめ込むと、何度でも模様替えが可能です。
新築のニッチをおしゃれにする飾りにはこんな小物もおすすめ!
おしゃれなニッチにするには、実用的なものだけでなく飾りのアクセントとなる小物を置くのも効果的です。
どんなものを置くとおしゃれに見えるのか、一つずつ見ていきましょう。
サボテンなどの多肉植物やエアプランツ
室内にグリーンがあると、ナチュラルな雰囲気の癒しの空間にすることができます。
テーブルの上などに置いておくと手が触れて倒してしまう可能性もありますが、ニッチに飾っておけばそんな心配も不要になり、動線を邪魔せずに飾ることができます。
海外のモノクロ写真
アンティークやスタイリッシュな雰囲気にしたいなら、おしゃれなデザインのモノクロ写真や絵をニッチの中に飾るのもおすすめです。
ギャラリーのようなこだわりを感じる空間を演出することができるため、リビングや廊下などに飾るとおしゃれ度がUPしますよ。
アンティーク風小物
英語の本やモノクロの地球儀など、アンティークな雰囲気のある小物を飾るのも良い方法です。
ポイントは、ニッチの中で雰囲気を統一させること。
飾っておきたいものをすべて飾るのではなく、アンティークならアンティークで雰囲気をまとめるのがおしゃれに見せるコツです。
カントリー風小物
木目調の小物やナチュラル素材のファブリックなど、カントリー風の雑貨を置くのもおしゃれです。
インテリア初心者は似た系統のアイテムを取り揃えるところから始めましょう。
ニッチの外側の壁や床のラグの色、ニッチの外に置いた家具とのバランスも考えるとより統一感が生まれます。
ガラス小物
上級者になればガラスの器などを展示し、たくさんの種類のアイテムを用意して美術館のような空間を演出する人もいます。
夏が近づいてきたら涼しげなガラス小物を飾るなど、季節感にあわせて飾り方を変えるのもおしゃれですね。
新築住宅のニッチをおしゃれに!飾り方や活用のポイントをチェックしよう
ニッチとは、壁の一部をくぼませて作る飾り棚のこと。
本棚にしたり、鍵などちょっとしたものを置いたり、スイッチやリモコンをまとめるスペースにしたり、使い方次第でおしゃれで便利に使えます。
ニッチはなんとなくものを並べたりたくさんのものを置いたりすると、すぐ雑然としてしまいがちです。
おしゃれに活用するポイントには、形やデザインを飾るものに合わせて工夫すること、設置場所に合わせた作り方・飾り方をすること、余白を持たせること、統一感のある飾り方をすること、アクセントを付けること、ライトアップすることなどがあります。
ニッチをおしゃれに見せるには、小さな観葉植物やモノクロ写真、アンティーク風やカントリー風の小物、ガラス小物などを置くのもおすすめです。
ニッチをうまく活用して、ぜひおしゃれなお部屋にしてみてくださいね!
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