コスモ建設の方川です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
マイホームが欲しいと思ったときに、気になるのが土地の価格。
土地を購入するなら安い時期に購入したいですよね。
しかし、近年札幌の土地価格は値上がりを続けています。
この先も札幌の土地価格は上がっていくのかどうか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、札幌の土地が値上がりしている理由や、今後土地の価格はどうなっていくのかを徹底解説!
土地の購入をお考えの方はぜひ参考にしてくださいね。
札幌の土地の価格推移や値上がりし続けている理由から解説
国土交通省の「令和4年地価公示概要」の札幌市の地価動向によると、札幌の公示地価の平均変動率は、住宅地では9.3%、商業地では5.8%上昇して住宅地と商業地どちらにおいても9年連続で上昇し続けています。
住宅地の変動率においては全ての区で上昇しており、東区10.5%、清田区13.3%、手稲区12.7%と、10%を超えています。
商業地の変動率も、全ての区で上昇しています。
このように、札幌はどうして土地が値上がりし続けてるのでしょうか。
その主な理由をご紹介します。
札幌への人口一極集中が進んでいる
北海道全体では過疎化が進んでいますが、札幌の人口は増加を続けています。
札幌は政治・経済の中心でもあり、医療や企業、大学などが札幌圏に集中していることが札幌の人口が増加が進む主な理由です。
2040年には札幌の人口は北海道全体の約4割以上になるとも予想されており、札幌への一極集中は今後も続いていくと思われます。
戸建て住宅の需要が増えている
戸建て住宅の需要が増えていることも、土地の価格が上昇している要因の1つ。
戸建て住宅の需要が増えている背景には、以下のような理由が挙げられます。
低金利政策により住宅ローンの金利が低いこと
- 金利が低いことで20代などの若年層もマイホームを持てるようになっていること
- 新型感染症の影響で在宅ワークが増え、住宅購入希望者が増えたこと
- 駅近のマンション価格の値上がりで札幌近郊に戸建て住宅を建てる人が増えたこと
富裕層による不動産投資
富裕層による不動産投資も地価上昇に影響を与えています。
日本はここ数年、超低金利時代と言われており、住宅ローン金利も非常に低い状態が続いています。
住宅ローン金利が低いということは、投資家にとっても安く投資物件を手に入れられるチャンス。
駅近のマンションを不動産投資目的で購入するケースが増えています。
中心部の駅近のマンションは不動産投資で値上がりし、一般消費者は郊外の戸建て購入に流れるようになり、札幌全体の土地の値段が上がっているのです。
札幌の土地はいつ下がる?今土地は買うべきでない?
北海道では札幌への人口一極集中が今後も続いていくと考えられます。
そのことから土地の価格は今後も緩やかに上がり続け、大幅に下がることはないと予想するのが自然です。
そのため、土地の価格が下がるのを待って購入するのはおすすめしません。
札幌の良い土地はなかなか手に入りにくくなっています。
「もう少し待てば下がるかもしれないから…」と思っていると、購入するタイミングを逃してしまう可能性も。
また、海外からの建築用資材の供給不足が起こっており、建物自体の価格も高騰しています。
住宅を購入することをすでに決めているのであれば、早めに動いた方が良いでしょう。
注意したいのは、土地がどんどん高くなっているからといって、焦って購入してしまうこと。
結婚や出産、進学、転勤などのライフイベントや、貯金額、年齢などを、家を建てる際に考慮することは様々あります。
ご家庭にとって「2〜3年後が家を建てるのに良いタイミング」と考えているなら、そのタイミングまで待つことも選択肢の1つですよ。
この記事のポイント
札幌の土地は値上がりを続け、9年連続で上昇し続けています。
札幌中心部だけでなく、札幌郊外の地区でも土地の値段が大幅に上昇しています。
その主な原因は「札幌への人口一極集中」「戸建て住宅の需要」「富裕層による不動産投資」。
札幌に住みたいという人が増えるほど、土地は売れていき、土地の価格も上がっていきます。
今後も土地の価格は緩やかに上がり続け、大幅に下がることはないと予想されるため、マイホームの土地を買うことを決めているなら購入は早いほうが良いでしょう。
ですが、焦って購入しないよう注意が必要です。
結婚などのライフイベントや、貯金額などをきちんと考慮して、買うタイミングを決めてくださいね。
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