コスモ建設の方川です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
注文住宅でこだわった間取りや設備、外観に仕上げる新築一戸建てに憧れますよね!
ですが、注文住宅を建てるまでに「実際にどう動いていいか分からない」「何から始めればいいのか分からない」という声をよくお伺いします。
今回は、一般的な一戸建て注文住宅の建築から入居までの大まかな流れや期間などについてご紹介します。
注文住宅で新築一戸建てを建てるための前準備!何から始める?
まず憧れのマイホームを建てるために、どんな家を建てたいか考えましょう。
- どんな家を建てたいかイメージ作り・情報収集
- 予算の検討
この2つを元にハウスメーカーへ依頼することになるので、依頼をする前に家族でしっかりと話し合いましょう!
どんな家を建てたいかイメージ作り・情報収集
「新築一戸建てを建てたい!」そう思った時に漠然と資料集めなどをしていませんか?
まずは「どんな家に住みたいのか」「どのような暮らしをしたいのか」といったイメージを膨らませる作業から始めましょう。
そのために、まず考えていただきたいことが2つあります。
- どんなエリアに住みたいか
- どんな外装や内装デザインの家を建てたいか
①どんなエリアに住みたいか
暮らしをイメージした時に、どんな場所に住みたいかまず考えてみましょう。
明確なエリアを示せない場合でも、希望を出すことで見つけやすくなります。
例えば次のような希望でエリアを決める方が多いです。
- 実家に近い
- 駅が近い
- 会社や学校が近い
- 静かな場所に住みたい
- 大型商業施設があるなど、買い物に便利な所に住みたい
- 多少不便でも良いから、安い土地を探したい
具体的なエリアが決められなくても、条件に優先順位を付けておくと希望の土地が探しやすくなりますよ。
②どんな外装や内装デザインの家を建てたいか
次にどんな新築の一戸建てにしたいかを考えましょう。
「木造の家」「鉄筋のモダンな家」「ログハウスのようなカントリー風な家」「昔ながらの古民家風な家」など、どんなタイプの家を建てたいのかイメージしておくと相談する時にスムーズになりますよ。
また、生活スタイルに合わせて暮らしをイメージするのも良いでしょう。
例えば「広いお庭でバーベキューをしたい」「家庭菜園を楽しみたい」「駐車スペースは3台分ほしい」など、家族で意見を出し合い、譲れないポイントを優先順位をつけて話し合うことが大切です。
住宅展示場やモデルハウスに行くと、さまざまな種類の家を見ることができます。
すでに好みの間取りがある場合は、間取り図やイラストにしてみたり、絵が苦手なら「吹き抜けがある家」「リビング階段が欲しい」「温かみを感じる外観が良い」など、文字で希望を挙げておいたりすると良いですね。
住宅展示場に行けず具体的なイメージが湧かないない場合は、漠然と「こんな感じがいいな」という印象でも構わないので、気に入った家の写真や広告などを集めておくと、自分がどんなところに惹かれやすいかが分かりやすくなります。
実際に施工会社にお願いする段階でも、事前準備をしていると好みのイメージが伝えやすくなるのでおすすめです。
予算の検討
家を建てるには、注文住宅の新築一戸建てにかかる費用と住宅ローンで借りられる金額を計算し、どのくらいの予算をかけられるか考えましょう。
資産計画を立てるときには、頭金や毎月の支払額などを想定します。
- 自己資金(頭金)はいくらにするか
- 毎月の支払いはいくらで、いつまでにするか(35年、40年、50年)
- ボーナス払いをするとしたらいくらにするか
また、家族でどのくらいの資金が出せるのかを話し合っておくことはとても大切です。
特に複数の世帯が同居する場合は、按分(あんぶん=割り振り)基準についても事前に決めておくと良いでしょう。
毎月の返済額の目安として考えやすい基準
毎月の返済額を考えるときは次のような基準を持つと良いですよ。
- 賃貸で支払っていた家賃と同じくらいの返済額にする
- 住宅ローン総額を世帯年収の5~6倍に抑える
住宅ローンの支払プランについては、銀行のホームページなどからも簡単にシミュレーションができます。
また、定年後に楽な生活をするには繰り上げ返済ができるか等を検討し、短期間で支払いが終えられる額だと安心ですよね。
もし親からの援助がある場合は、ありがたく返済に加味しましょう。
ただし、援助は初期費用等の支払いに留めておき、月々の支払額は自分たちでまかなえる金額設定にしておくのが理想です。
新築一戸建てを建てるのにかかる費用
家を建てるには「土地代」「本体工事費」「その他工事費」「諸費用」がかかります。
ですが、ここで注意したいのがそれ以外にもかかるお金があるということです!
新築一戸建てを建てる際は、他にも以下のようなお金がかかります。
- 不動産屋に支払う土地の仲介手数料
- つなぎ融資(土地購入から家が建つまでに期間が空く場合、土地のみ住宅ローンの金利より高い金利で融資を受ける)の利子
- 外構代(駐車スペースの舗装の他、フェンスや植栽など)
- 土地の地盤改良代(必要な場合)
- 地鎮祭、上棟式にかかる費用 など
家を建てるにはさまざまな費用が必要になりますね。
「実際にどのくらいかかるのか?」を知りたいときは、契約していない場合でも各施工会社などに相談するとおおまかに見積もりを出してくれます。
家族で予算を考えた上で、憧れのマイホームを建てましょう!
注文住宅を建てるまでの流れ【土地購入から入居まで】
住みたい家のイメージや予算が決まったあとは、土地の購入から入居までの流れを簡単に見ていきましょう。
- 土地探し・ハウスメーカーを検討
- 間取り設計の打ち合わせ・見積作成依頼(住宅ローン仮審査)
- 詳細打ち合わせ・工事請負契約(住宅ローンの本審査)
- 新築工事の着工
- 注文住宅の完成(竣工)・引き渡し・入居
①土地を探し・ハウスメーカーを検討(必要期間の目安:1~3ヶ月)
土地探し
まずは事前準備で考えたエリアで土地を探してみましょう。
土地を探す際は、ネットで土地代を調べるかエリアに強い不動産屋に相談してみると良いですよ。
人気のエリアの場合、ネット掲載のものは争奪戦になります。
不動産屋の場合、ネットに掲載される前の土地情報を教えてくれることもありますよ。
運が良ければ1ヶ月ほどで土地を購入できることもありますが、条件が難しい場合は数年かかる方もいらっしゃいます。
1〜3ヶ月を目安に期限を決めて考えていただくと、条件の見直しなども含めて購入の可能性が上がります。
もしくはハウスメーカーに土地探しを相談するのも良いでしょう。
ハウスメーカーを検討
ハウスメーカーは、土地を探してくれることも多く土地を持っている場合「建築条件付き土地」を一般の土地に比べて安く紹介してくれる場合もありますよ。
その代わり、指定されたハウスメーカーで家を建てなければいけないという制約があります。
なるべく予算を抑えたい方におすすめです。
また、土地を持っていない施工会社へ依頼する場合は新たに土地を購入する必要が出てきます。
②間取り設計の打ち合わせ・見積作成依頼(住宅ローン仮審査)
理想の家とのイメージが合うハウスメーカーの候補をいくつか絞れたら、各ハウスメーカーに簡単な間取りの設計(プラン)と見積作成を依頼しましょう。
ここで理想の家のイメージやこだわりたいポイントをあらかじめ伝えることで、要望に沿った間取りや現実的な見積を出してもらえます。
イメージがふわっとした状態だと、見積から増額してしまう恐れがあるので注意しましょう。
各ハウスメーカーで作成してもらった間取り図や見積から比較します。
比較する際は家族のこだわりポイントを予算内で実現できるかなどを見比べてみるのと良いですよ。
ここで金融機関に間取り図や見積書を提出し住宅ローンの仮審査を通します。
③詳細打ち合わせ・工事請負契約(住宅ローンの本審査)
ハウスメーカーの担当者とさらに詳細な打ち合わせをして、工事請負契約をします。
詳細打ち合わせ
間取り設計の他に細かなプラン(家の概要計画)を決めましょう。
外壁の素材や色柄、具体的なドアや窓、キッチンの商品なども決定し契約を行います。
簡易的な地盤調査や、これから建てる家が法令に抵触していないかなども確認し、市区町村へ建築確認を申請し、ここで住宅ローンの本審査を受けて金融機関とも契約を結びます。
この時点で申込金が必要なケースもあるので事前に契約内容は確認しておきましょう。
工事請負契約
工事請負契約とは、工事を行う際に交わされる契約書のことです。
請負契約となるため、当事者の一方が工事を完成すると約束し、もう一方が完成に対して報酬を払うことを約束する契約となります。
請負契約後に変更があると追加の費用がかかってしまうこともありますので注意しましょう。
④新築工事の着工
いよいよ確定したプランを元に新築工事に着工します。
ハウスメーカーによっては工事の前に棟梁と顔合わせができることも。
挨拶を兼ねたい場合は、事前にハウスメーカーに相談してみましょう。
工事では重機での騒音が発生するため、工事が始まる前に近隣住宅へ挨拶も忘れずに行いましょう。
着工する日には地鎮祭(じちんさい)を行い工事が無事安全に終わることを祈り、さらに骨組みが完成したときは、上棟式を行います。
こういったお祈りは施主の希望で選択できますよ。
工事中は現場の邪魔にならないよう、少し近い場所からみに行って状況を確認しましょう。
現場へ任せきりにならないよう、進捗状況を確認したり缶ジュースを差し入れしたりと、コミュニケーションをとっておくこともおすすめですよ。
⑤注文住宅の完成(竣工)・引き渡し・入居
住宅が完成(竣工)した後は市区町村による完了検査を受けます。
申請した建築確認の通りに建てられているかを確認し、問題なければ検査済証が発行されます。
引き渡しの際は施主が立ち会い、設備の不具合がないかなどを確認し、もし気になる部分があれば遠慮なく修正してもらいましょう。
修正後も問題なければ、正式に引き渡しとなります。
実際に住み始めるまでに、新居で必要な家具や家電を用意しておきましょう。
なお、ご紹介した流れはあくまでも一般的なものです。
施工会社や施工方法、お客様の都合によってばらつきはあります。
札幌のハウスメーカー「コスモ建設」の家づくりの流れもご参考ください!
注文住宅を建てる流れを踏まえて、入居するまでのスケジュールを逆算しよう
土地探しから入居まで、かかる期間はおよそ1年から2年です。
ライフスタイルに合わせて期間を逆算すると、家作りがスタートしやすくなります。
- 子どもの入学に合わせて3月までには入居したい
- 新年は新居で過ごしたいから12月までには入居したい
- 出産に合わせて○月の入居は外したい
- 仕事が落ち着く○月に入居したい
- 消費税が増税する前に入居したい
住宅ローン控除を受ける場合は、家が建ってから6ヶ月以内に居住開始する必要があります。
建築スケジュールを立てる際には、そのことも踏まえて考えてみてください。
また、一戸建てを建てた後は固定資産税や光熱費(賃貸からの引っ越しの場合、家が広くなる分、高くなりやすい)、修繕費など、住宅ローンとは別にかかるお金もあることを頭の片隅に置いておきましょう。
この記事のポイント
注文住宅でこだわった新築一戸建てを建てるには、まず「どんな家を建てたいか」をイメージ!
これから住みたい場所や希望の家のイメージ、予算をまとめましょう。
イメージがきちんとまとまっていると、そのあとのステップもスムーズに進みやすくなりますよ。
次に、土地を購入しイメージに合うハウスメーカーをいくつか絞り、間取り図や見積を作成してもらい比較検討し、依頼したいハウスメーカーを決めましょう。
まずは新築一戸建てで「どんな生活が送りたいのか?」わくわくしながらイメージを膨らませてくださいね!
新築一戸建てをご検討の方は、
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